「ゲーム攻略ライターになりたいけど、きついって本当なのかな…?」
「結構ブラックって話を耳にするけど、実際はどうなんだろう…?」
「でも楽しそうな仕事だし、一度やってみたいんだよなぁ…」
“ゲームを遊びながらお金を稼げる仕事“ということで、ゲーム攻略ライターに興味を持っている方も多いのではないでしょうか?
ですが仕事環境がブラックという話もよく聞きますし、特に未経験の場合は不安に感じる部分がたくさんありますよね。
そこで今回は元企業サイトのゲーム攻略ライターである筆者の経験を元に、ゲーム攻略ライターは本当にきついのか、大変なのかを解説していきます(そこそこ規模の大きいサイトでライターをしていました)。
ゲーム攻略ライターのリアルを少しでもお伝えできればと思っているので、ぜひ最後まで読んでいってください!
※会社(サイト)の規模を問わず、ゲーム攻略ライター業務全般に共通する内容について話しています
ゲーム攻略ライターの仕事内容は?
まず前提知識としてゲーム攻略ライターの仕事内容についてお話しますね。
もちろん会社(サイト)によって異なる部分もありますが、ざっくり言うと「そのゲームタイトルの攻略に関わる業務全般」が仕事内容になります。
仕事内容の例としては以下のとおり。
- 担当ゲームのクエスト攻略記事作成
- キャラ個別評価記事作成
- 新コンテンツの解説記事作成
- 記事で使うデータベース作成(キャラや装備など)
- 最新情報や競合他社の動向などのリサーチ
などなど、そのゲームタイトルの攻略記事運用に関わる業務を幅広く担当することになります。
様々なツールを使ってデータを取り扱ったり、情報を集めたりしていくことも多いので、少なくとも「ただキーボードを打って記事を書くだけの仕事ではない」ということは覚えておきましょう。
ゲーム攻略ライターがきつい理由3選
「きつい」と言われがちなゲーム攻略ライターですが、それにはちゃんと理由があります。
ここでは、ゲーム攻略ライターの大変なポイント3つを紹介していきますね。
①自分が書きたい記事はほぼ書けない
まずお伝えしておきたいのは、「あなたが書きたい記事はほぼ書けない」ということ。
当たり前ではありますが、ゲーム攻略サイトは広告収入をメインにして利益を得るビジネスです。
ユーザーに喜ばれるゲーム情報を発信したいという理念はあれど、根底にあるのはやはり「お金儲け」に違いありません。
そのため、
推しキャラであるAのアピール記事を書かせてください!
このキャラ超カッコよくて魅力的なんです!
検索数少ないし、PVにならないからダメ。
このように書きたい記事を提案したとしても、PVに繋がる見込みが薄いと判断されれば基本は却下されることになります。
攻略サイトが重視するのはあくまで、その記事を作ることでユーザーがサイトを訪れてくれてPVが増え、収益につながるかどうかですからね。
つまり確実に需要があって、収益性のある記事しか基本は書けないということか。
「自分の思い通りに好きな記事を書きたい!」という方は、攻略サイトに所属するよりも個人ブログのほうが合っているといえるね。
自分の趣味嗜好ではなく、会社(サイト運営者)の指示や意向に従って記事を書くのが苦ではない人向けといえるでしょう。
②好きなゲームを必ず遊べるわけではない
先ほど「好きな記事はなかなか書けない」とお伝えしましたが、そもそもとして好きなゲームを遊べないという場合もあります。
繰り返しになりますが攻略サイトはPVを第一に考えているので、人気のゲームや話題になりそうなゲームは基本的にジャンル問わず攻略記事を書きます。
管理者:「次はVALORANT(FPSゲーム)の攻略を担当してもらうからね、よろしく」
あなた:「えっ、私FPSとか一度も遊んだことないんだけど…」
少し極端な例ではありますが、このように未経験で知識ゼロのゲームの担当になることもしばしば。
この点を考えると、やはり幅広いジャンルのゲームのプレイ経験があるほど有利になるといえますね。
また特定のゲームタイトル専門で参加する場合でも、いざ働き始めると途中から別ゲームの攻略も担当することになるケースが多いです。
ライター1人が1タイトルしか担当していない状態だと、とてもじゃないですがサイトとしての収益はプラスにはなりませんからね。
1つのゲームだけ遊んでいればいい、ということはほとんどないのか…
仕事で複数のゲームを掛け持ちする場合、プライベートで新しいゲームを始める余裕がなくなるのは辛いね。
③勤務時間が不規則になりがち
個人的に一番きついと感じた点は、ゲーム攻略ライターは勤務時間が不規則になりがちだということです。
当たり前ですがゲームの情報を発信するのが仕事なので、いついかなる時でも新情報が入ればすぐに業務開始です。
さてさて、今日もしっかり働いたなぁ。
後は夜ご飯食べてお風呂に入って、ゆっくり休もう!
↓
片付けをしていると、担当タイトルの公式X(Twitter)で新情報が発表される。
↓
新情報が出た!?
すぐに記事を作らないと…
さすがにここまでバッドタイミングな事例は少ないものの、仕事終わりであろうと休日であろうと緊急で対応しなければならない場合もあります。
もちろん「後から時間がある時に記事を作ればいいよ」という緩いスタンスの攻略サイトもありますが、本気でPVを狙いにいくサイトではそうはいきません。
競合サイトより記事作成が遅れると、その分PVを吸われてしまいますからね。
特にスマホゲームの場合、いきなり新ガチャや新コンテンツが追加されることもあるから大変そう……
勤務時間が不規則になるところだと、休日でもプライベートの予定を入れづらいのは厳しいね。
ゲーム攻略ライターのおすすめポイント
先ほどまではゲーム攻略ライターのマイナスな側面について話してきましたが、もちろん魅力的な点もあります。
ここでは、実際に私自身が感じたゲーム攻略ライターのおすすめポイントを紹介していきますね。
ゲーム好きな人と関われる
一番の魅力はやはり、同じくゲーム好きな人と関われるということです。
当たり前ですが、ゲーム攻略サイトに関わっている人たちは自他ともに認めるゲーム好きばかり。
自分でゲームを遊ぶだけでなく、他のユーザーに情報発信したいというステップに至った人たちですからね。
基本的に会話の内容は全てゲームに関することだからね。
他の業種や職場ではなかなか見かけない光景だよ。
ゲームのモチベーションが上がる
先ほどの話と少し近いですが、周りにゲーマーしかいないことからトップ層のプレイヤーと出会えることもあります。
自分以上にゲームをやり込んでいる人が身近にいると、自ずとゲームに対するモチベーションも上がってきますよね。
共に高め合う仲間との交流のきっかけになるかもね!
WEBライティングの知識が身に付く
ゲーム攻略ライターの仕事をしていると、だんだんWEBサイトの仕組みやライティングのコツ、SEO(検索最適化)の知識が身に付いてきます。
そしてこれらの知識は攻略サイトだけでなく、自分自身のブログやSNSを運用していく際にも役立つ内容。
個人で収益を得たい場合にも使える一生もののテクニックが身に付くと考えれば、リターンもなかなか大きいかも。
ゲーム攻略ライターはきつい? まとめ
この記事では元ゲーム攻略ライターである筆者の経験を元に、ゲーム攻略ライターはきついのか、大変なのかについて解説してきました。
内容をざっとまとめるとこちら。
- 自分と同じゲーム好きな人たちと関われる!
- ゲームのモチベーションもアップ!
- WEBライティングやSEOの知識が身に付く!
- 好きな記事を好きなように書くのは難しい…
- ジャンル問わず心からゲームを楽しめる必要がある…
- 勤務時間が不規則になりがち…
長く話してきましたが、ゲーム攻略ライターは「記事を作ってユーザーに情報を発信する」というただゲームを遊ぶのとは一味違う体験ができる仕事。
理想とのギャップを感じて長続きしない人も多い業界ではあるものの、興味があるのであれば一度チャレンジしてみる価値は大いにあると思います。
また、
全くの未経験の自分でも、ゲーム攻略ライターになれるのかな…?
という不安を抱えている方は下記の記事をご覧ください。
少しでもゲーム攻略ライター志望の方の参考になれば幸いです。
ご覧いただきありがとうございました!
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